保育園の保育って完璧なの?

おむかえ

こんにちは!
保育士のことりです。

子育てをしているあなたは、こんなことを思ったりしませんか?
「子どもに辛くあたってしまう」
「私の子育ての仕方、これで合ってる…??」
「叱り方がわからない」
「どこまで受け入れてあげればいいの?」

保育士の私もよく同じことを思うんです。

「理想の教育、保育」ってなんでしょうね?

例えば、
お店のものを子どもが勝手に触って遊んでいたとき。

「〇〇ちゃんだめだよー。」
と注意をするけど、「子どもだから仕方ない」と思う方。

一方で、

「〇〇ちゃんだめ!これはね。」と諭して、
「ここでしっかり知らせないといけない」と思う方。

この2つは、やっていることは違うけれど
でもそれぞれが、「常識的」「倫理的」に考えて正しいだろうと思う保育を実践していますよね。

さて、どちらが正解なのでしょう?

今回はそんな、保育園での「保育のやり方・考え方」についてお話します。
少し不安になってしまう方もいるかもしれませんが、
私個人の考え方なのであくまでも参考程度にとどめてくださいね。

正しい保育の考え方・やり方

シャボン玉
結論を先にお伝えすると、
「保育や教育に正解はない」のです。
先の例で言えば、どちらも間違っていないことになります。
(保育士としては後者を実践する方が多いとは思いますが、それも人によるというわけです。)

誤解を恐れず言えば、
家庭の考え方と、園の考え方が一致すれば
子どもがどう育とうと、それは両者にとって「間違い」ではないということです。
こちらの記事でもでも詳細をご紹介しています。

保育のカタチは人それぞれ

分かりやすく言えば極端な話、
「自分の気持ちだけを大切にしなさい」
と教える保育園があるとします。
ある日A君が自分が使っている玩具をほしがるB君に対して一方的に大声で怒鳴りました。
その時保育士はどうするでしょう?

保育に「間違い」はほとんどありません

ぷんぷん
B君に「それはA君が使っていたからA君のものよ!!」
なんて怒鳴ってしまうかもしれません。
あるいは「欲しかったら自分の力で奪いなさい!!」
とか言ってしまうかも。(繰り返しますが極端な話ですよ)

でもそのことを家庭も了承し、園も了承してしまえばその保育は「間違い」ではないということになります。
もっと言えば、家庭が了承しなくとも虚偽の報告さえしてしまえば、そして園長さえ黙認すれば、園内ではどんな悪事でもまかり通ることになります。

反対に、どんな保育園でも「間違い」とされることがあります。
それは「子どもがケガをすること」、「命を落とすこと」
逆に言うとそれら以外は、園や保育士個人によって「間違い」だとされない場合があるということです。

恐ろしい話ですが、残念ながら私が経験してきた、見てきた保育は、
このように良くも悪くも、携わる人次第。
そういうものでした。

そしてこのことは、保育士自身も知らない人が多いのです。
私のように何か所も保育園を経験してその違いについて触れる機会が多い人は、そう何人もいません。
保育士自身が、全ての園が自分の園と同じ考え方で回っているものだと勘違いしがちなのです。
つまりその園の保育が、保育の基準であると錯覚するのです。

そして、まったく悪気もないまま、疑問に思うこともないまま
その園の「当たり前」を貫き続けます。

保育の質は保育士次第

帽子をかぶった子ども
脅しているわけではありませんが、
私はあり得ない話をしているわけではありません。

様々な園を見てきたからこそ、確信をもって言えます。
実際に、ある園では、行事のために子どもを無理やり動かして、さも子どもが楽しく参加しているかのように保護者に報告したり。
もっとひどい場合には
「いうことを聞きなさい」、「聞かないんだったらもう知らない」
という脅しともとれるような保育をする先生も見たことがあります。

子どもを目の前にして
「ああこの子目が大きかったら可愛かったのにね。不細工ね。可哀想。」
なんて、全然悪気なく言い放つ人にも出会ったことがあります。

あり得ない話どころか、どこでも起こり得る話なのです。
それでも「正解がない」以上、どれも「間違い」とはされません。
実際に今でも運営されている保育園ですし、実際に今でも働いている保育士です。

反対に、素晴らしい先生もたくさんいらっしゃいました。
いつでも子どものことを考えて、絶対に否定せず、聖母のような優しさで包み込むような。
理想的な保育士です。

こういう方たちがいたから、私も頑張れました。
保育は、世のひとが思う以上に保育士一人ひとりにかかっているのです。
保育のカタチは本当に、人それぞれなのです。

「保育園任せ」の落とし穴

穴
保育園はその道のプロの集まりなんだから、間違った教育なんてするはずがない。
一般の方はまずそう思うでしょう。
でも、そういうわけにいかないのです。

保育士だって、人間。
色々な人がいます。
どんなに素敵な保育理念を掲げる保育園であっても、実際に日中保育をするのは担任保育士です。
そして、その保育士を統括するのもまた、一人の人間である、園長先生です。
まとめると、

  • 保育園は、あなたの当たり前で保育しません。
  • 保育園は、その保育園の当たり前で保育をします。
  • 保育園は、理想の楽園なんかじゃありません。

ただ何も考えず、子どもを通わせてすべてを園任せにしていると、思わぬ失敗につながるかもしれません。

では、どうすればいいの?

しょんぼり
不安を煽ってしまって、ごめんなさい。
「保育園を選ぶと言ったって、ここしかないから仕方ないじゃない」
そういう方も沢山いらっしゃること、わかっています。
ただ、保育園に預けてさえいれば安心。
という気持ちにだけはならないように気を付けて頂きたかったのです。

保護者の方には是非とも
「どういう子どもに育って欲しいのか」
ということを明確に持っておいて頂きたいと強く願います。

そして、難しいですがそれが実現できそうな保育園を選ぶ力も。
選べる状況にない方も、日ごろから子どもの保育を考える習慣をつけて頂けると、子どもへのフォローがしやすいと思います。

今ここでお伝えできることは
「保育園を選べなくても、大丈夫」です。
安心してくださいね。
でも、選べる人は選ぶことを私はお勧めします。

子どもが育つ場所というのは保育園ばかりではありません。
お家での保護者による保育・教育もまた子どもへ大きな影響を与えます。

ですので、お家で自分が子どもに与えたい保育をすることで、
あなたの子どもは大丈夫です。
せひ、園任せではなく、日ごろから子どもの保育を考える習慣を意識して、
取り組んでいただけたらと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
あくまで個人的な保育士の意見ですので、
参考程度にとどめてくださいね。

何度も繰り返しますが、
保育は園任せでなく、保護者さんも一緒に考えていただくこと。
それがお子さんにとって最善であると思います。